この記事は🎄10X プロダクトアドベントカレンダー2023 の17日目の記事です。
16日目の昨日はkazk1018さんによる「Data as a Product」について考える でした。
こんにちは、10XでProduct Managerをやっておりますkeiです。本日は10Xで行っているProduct Fridayという取り組みについてご紹介します。
Product Fridayとは
もともと「開発共有会」という名の開発で共有した知識により全体のパフォーマンスがあがるものを定期的に共有できる場があり、エンジニアリング本部(SWEやQAを中心とした組織)により運営されていました。それをこの4月からプロダクト本部(PdMやDesigner, データプロダクト)と合同で運営することとなり、趣旨は引き継ぎつつ職種を超えて(主に開発に関わる)知見を共有すること、コミュニケーションを促進すること、発信カルチャーを醸成することを目的に開催しています。
- 頻度は隔週金曜の16-17時
- 1枠15分くらいで最大3名の発表(短くても可)、形式は自由
- 立候補制(ローテとかではない)
- Audienceの参加は自由、おやつ代の補助あり
Happy Friday的なカジュアルな意味合いも込めてProduct Fridayと命名しました。4/28に第1回を開催してからもうすぐ開催される12/22まで延べ15回、計45の発表がありました。
実際にあった発表例
- UIとUXの話をしよう - デザイナー採用面接でのWSをやってみる -
- FigJamを使ってその場で仮想サービスへのツッコミと質疑をやってみるというインタラクティブな発表で、大変盛り上がりました
- PdM×デザイナコラボでモブ業務フロー一緒にやったらとても良かった話
- PdM x Designerでラジオ風に業務フローを作ってみる(再現)という斬新な発表で、質問もおハガキ紹介という徹底ぶりでした
- お届けチームのダッシュボードを作った話
- パートナー毎のシステムメトリクスや生産性、リリースした機能がどう使われているか?開発スプリントの可視化まで、いかに「定期的に見られる」ダッシュボードを構築するかという観点で非常に参考になりました
やってて良いと感じること
知見の共有
まずは趣旨どおり、10Xに在籍する各種メンバーから知見を共有してもらえるのが良きポイントで、アンケートでも「SWE以外の方の発表を聞けるのが新しい気づきがあってよい」や「他のチームの知見がたくさん聞けて学びが多い」といった感想が集まっています。
コミュニケーションの促進
また、新入社員のメンバーには自己紹介LTをしてもらっており、As-One Mtgという全社定例での自己紹介もありつつ(5分)、より深い自己紹介をプロダクトに関わるメンバーにできることで業務上話す際にもアイスブレイクに繋がっているようです。
運営の流れと難しさ
運営は私を含む3名で行っており、週にかける時間は30分程度というイメージです。開催〜次回までの運営の流れでいうとざっくりこんな感じです。
- 事前準備
- 発表者への準備リマインド
- 当日
- BGMを流す(Youtube)
- 録画をする
- Product FridayのSlackチャンネルでワイワイを促す
- 積極的に質問をする
- おわりにアンケートを案内する
- 次回に向けて
- 開催翌週の火曜に30分の運営定例を実施
- KPTしたり次回までのToDoを確認する
難しさとして感じるのは大きく2点で、これからも課題だなと感じています。
1. コンテンツの安定提供
コンテンツを安定的に提供するためにはコンスタントに発表者が集うことが必要なわけですが、立候補にも波がありコンテンツが少なくなってきたときは運営が声掛けを頑張っています。
普段の業務の中でも「これProduct Fridayで発表してみよう」「これはProduct Fridayで聞いてみたい!」みたいな会話が運営を介さずとも自然に発生するような状態が理想かなと思っています。
2. 発表しやすい空気づくり
回を重ねていくと発表のリピーターも出てくるため、発表者のUXは大変重要です。当日の運営としてもチャンネルを盛り上げたり、なるべく質問をしたりするものの、リアクションが見えにくかったという声もあったり課題に感じています。
運営だけでなく空気は参加者みんなで作るものなので、なるべくビデオOnにしたりリアクションを送ったり(10XではGoogle Meetを使っています)、気軽に発表できる空気をつくっていきたいです。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました!プロダクト組織に所属されている方の参考になれば幸いです。
明日18日目はむらなかさんによる「データ分析はプロダクトの機能の一部である」の予定です!お楽しみに!