デザイン部のmaasaです。春ですね。
冬眠から目が覚めたクマさんも小躍りを始めているころでしょう。
私の家の目と鼻の先では、熊の親子がお散歩している様子が目撃されておりました。(※)
10Xのデザイン部も4月から4名体制になったことでわくわくが止まりません。
(※) これを書いている当の本人ですが、3月より北海道から働いております。詳しくは以下を参照。
昨年度下半期はいかに限られたリソースの中でできることを模索し、並行して採用活動を進めるということに注力していました。
チームが4人になったことで、「ユーザー体験をよりよくするための取り組みを戦略的に思考し、アクションに移せる体制の土台」ができました。
なお、デザイナー採用は引き続き継続しております。
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さて、本題に入りましょう。
4月から期が変わり、10Xでは全社半期Focusを定めます。*1
デザイン部も全社半期Focusを元に、半期Focusを決めました。
目次
デザイン部FY2022下期振り返りとこれから。
FY2022下期はデザイナーリソースが社内のボトルネックだった
2022年8月よりデザイナー1名が産休・育休に入り、社内のデザイナーは1名体制+業務委託メンバーでした。
FY2022下期はデザイナーのヘッドカウントが埋まっていないことが全社的にボトルネックとなっていたので、デザイナー採用に全力を注いでいました。
半期で2名採用するという目標を掲げ、2名の内定承諾を得ることができ、デザイン部がボトルネックとなる状況から打開できました。
また下期は並行して様々なプロジェクトで多くの機能追加や改善をする必要があり、1月入社のyajijiさんや、4月入社のya_401さんが入社前に業務委託をしてくださり、多くのサポートメンバーを巻き込み案件をこなしました。
ボトルネックといわれていたリソース問題ですが、メンバーの連携のおかげで概ね予定通りの進行で進められたのでした。もちろん、PdMやSWEといったあらゆる職種の方々のサポートも借りました。
FY2023上期はどこに向かうのか?
4月からはya_401さんがジョイン、そしてsuuminの育休復帰により、ついにデザイン部が4名体制になりました。
これまではリソース不足問題により、こぢんまりとした動きしかとれてなかったのですが、
ようやくデザイン部もチームとなったことから、より戦略的に事に向かおうと上期のFocusを取り決めました。
定めたFocusは以下の3つです。
デザイン部3つのFocus
- 「部としてスケーラブルなプロダクトデザイン体制をつくる」
- 「初回ユーザーの解像度をあげる」
- 「初回ユーザーにとってのあるべき売り場像を探索し、add cart 率をあげる」
1. 部としてスケーラブルなプロダクトデザイン体制をつくる
これまで、個が領域を被らないようにカバーし合い、困ったことがあればヘルプし合うという体制でした。
1つのプロダクトを複数人で扱うことになるので、ガバナンスの観点やクオリティアップの仕組みを取り入れるべきです。
まずはプロダクト(Stailer)のデザイン原則をつくることから始め、レビュー体制を構築し、複数人でのプロダクトデザインをさらに加速できるチーム体制にしていきたいと思っています。
2. 初回ユーザーの解像度をあげる / 3. 初回ユーザーにとってのあるべき売り場像を探索し、add cart 率をあげる
2と3はセットでの活動になります。
デザイナーはユーザーの代弁者になるべきであり、彼らの本質的な想いやニーズをプロダクトに反映することに責任を持つべきと思います。
これまで、デザイン部主導で探索的なプロダクト改善の取り組みにリソースをあまり割けていなかったのですが、チーム化したことで、そういった取り組みにチャレンジしようと決定しました。
10Xはこれまで多くのN1インタビューや定量分析を実施してきており、社内的にもユーザーインサイトを探る領域に注力している会社です。
過去の調査だけでは、アプリに初めてランディングした時のピュアな定性データが不足していたため、まずはそこからデザイナー視点で課題を集め、プロダクトの課題感を見つけていきたいと思ったので、2のイシューを定義しました。
3に関しては、それらの課題をどう改善していくか検討し、他部署を巻き込み数値を改善していくという取り組みになります。
なぜadd cart率にしたか、というと「初回購入完了」にいたるまでのファネルを分析した際に、カートにいきつく以前の課題のボリュームが非常に多いということを認識しており、まずはFocusを絞り、add cart率としました。
以上がFocusの内容であり、この取り組みがうまく行った暁にはプロダクトが前進していることでしょう。
もし、10Xのプロダクト開発やデザイン部の取り組みに興味を持った場合は気軽にお話できればと思っています!
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*1:該当する半期において、会社として「これが達成できたら10xなインパクトが得られる」と考えストレッチ・イシューを5つ提示するものです。